【北海道男児発見】子ども個人の権利を尊重する育児とは?~Parenting culture in Japan?~

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(写真は、 #Louisvuittonexhibition!

今日のブログのテーマ「個性と協調性」も学べる

美しいルイ・ヴイトンの世界に魅了されました。)

 

沢山のメールが毎日届いています!

素晴らしいご質問、そして回答メール後の理解の深まりに対する感動、

そして、お子様のSPACE(空間)を意識し

周囲の状況に流されず、お子様をきちんと観察した上で生活スタイルをシフトさせているフィードバックなど

毎日毎日、メールが沢山届いています。

 

最近は一人ひとりとのコミュニケーションをしっかりしたく

丁寧にスカイプやメールでお答えしているため

少しお待たせしているしまっている方もいらっしゃいますが、

もしまだ返事が届いていない方はお待ちいただけると嬉しいです。

 

北海道の小学2年生の大和くんが発見されたニュースには

私もとても他人事とは思えず、涙しました。

海外のCNN, BBC, AP通信などでもBREAKING NEWSとして取り上げられていました。

 

ただ、同じような年齢の男の子を育てる一人の親としては

あまりにも経緯や、行方不明になっていた7日間の状況がリアルにイメージできるだけに

しつけ、虐待、育児について

メディアの報道や表現方法ついても考えさせられました。

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今月は、丁度「子どもの個人の権利を尊重し、

個性を引き出すために、両親や教育者が知っていると役に立つこと」を、

レーダーチャートを使って自己分析できる「スタンダード通信コース」をスタートしたというタイミングだったため、

改めて自分のことも振り返りながら

どのように日本の育児が海外から見られているのか

メディアが伝えること、

そして、私の海外の友人たちの生の声、自分自身の体験と

様々な角度から考えていきたいと思います。

 

sayurisense twitterでも取り上げましたが

特にAP通信の日本人女性記者が綴った言葉が

日本の育児を表現するときに印象的でした。

 

「日本の文化として、子どもの個人の権利を尊重するより、

子どもは家族の所有物だという認識が強い」

Although Japan has a reputation for spoiling children, pampering them and not being strict about manners, the culture also is not as progressive in promoting the individual human rights of children, common in the West, traditionally viewing children almost as property of the family.

日本語にすると強烈な印象を受けるかもしれませんが

海外の友人(カナダ・オーストラリア・UK・アメリカ・ブラジルの男女・・・)などと話しをしていると

様々な見方をしていることがわかります。

 

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・日本は世界でももっとも品のある人たちだよ。

・日本はとにかくエキゾチック。

・日本は日本。そのほかの何ものでもないところが好き。

 

・子どものために母親が人生を捧げている。

・社会は男性メイン。家庭は女性がメインでコントロールしているから不思議。

・日本人女性は、3段階の人生を生きている〜魅力的な彼女・いい妻・そしていい母〜

・子どもにしつけをしていない。甘やかしている。

・日本の教育は集団的で協調性を学べるけれど、個を育んだり、

クリエイティブやクリティカルな思考は学べない

・日本人が素直で純粋でいられるんだったら、世界のことをもっと知る必要ってあるのかな?

これは、私が男女かかわらず、30〜〜60代くらいの子育てをしている友人たちと話していて

会話の中で相手からでてきた言葉です。

日本がどうみられているか、印象的な言葉たち。

 

一長一短両方あるのですが

冷静に分析してみると、日本の現状がよくわかるのではないかなと思います。

 

私が今の活動をスタートしたのは

計画していたからではなく、長く疑問に思っていたことや日本の子どもたちをみて

本当に大変だ!と感じたことを考え、自分の生活で実践し、

うまくいったことを発信したことがきっかけで今につながっています。

 

ライフワークのようなものなのですが

そこから、多くのご家庭に変化が生まれています。

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ご両親が転職したり、働き方が変わったり、

子どもたちへの接し方や家庭環境が改善されたり、

周囲や情報に流されなくなったり、

子どもが生き生きしたり、お母さんが幸せになったり、活動がスタートしたり、

生きた英語やユニークな視点が身についたり、

それはそれは大きな変化!

 

それはなぜか。

やはり、出産・育児・仕事という日本の固定概念に縛られていたところから

卒業できたことが大きな要素してあります。

 

さて、海外の友人たちの言葉を紐解いていきたいと思います。

「日本人たちが純粋で品格ある」

と感じる理由。

 

それは、教育で集団的・協調性を徹底的に学んできたから。

特異な部分は丸く、丸くしながら社会人になるまで

教育というシステムで導かれてきたから。

 

そして、それを長所や魅力としてみてくれる友人たちがいるのと同じように

それを短所としてみたときに

「教師や大人が希望するなってほしい子どもを育てている」

というように、個性の尊重ではなく、所有物という表現になる場合もあるということです。

 

あらかじめ、大人が持っている価値観を子どもに渡していくこと・・・

従順で純粋なのか、思考停止状態なのか・・・

 

先進国でこれだけ安全で人がいい国も

本当に珍しい奇跡の国ではありますが、

先進国で品格があって、純粋で、スマートで、デスカッションもできて、

クリエイティビティーもあって、強烈な個性を優しく尊重しあえる人になれるのであれば

それが必要とされている時代のような気がします。

 

しつけについて話しを戻しますと、

確かに日本の育児は一般的に本当に過保護すぎます。

 

でも、しつけとは、恐怖を抱かせたり、罰を与えること、

説得させること、言い負かすことでできるものでは決してなく

なぜそれをすることがダメなのか、

なぜそのきちんとすると

自分の心が気持ちよくスッキリするのかを体感・実感できる機会を与えること。

 

これには、時間も労力もかかります。

そして、親の忍耐が本当に必要です。

 

個性を尊重しながら、大人のエゴを押しつけることなく

マナーや社会のルールを子どもに教えることは可能です。

そして、それを今の大人が(行政・民間・学校・家庭)で忍耐強くすることが

世界でトップクラスの、純粋だけれどそれぞれの個性が際立った

お互い尊重しながら成り立つ社会をつくっていくことにつながるのではないかなと感じます。

 

「個」と「協調」の両輪を育む教育が求められています。

 

個をしっかりもちながら、他者と強調しあえる人材を育成できる人たち(先生・両親)がもっと必要ですね!

親子も、夫婦も、仕事も、外交も・・・すべてはコミュニケーション。

自己表現と相手の理解の両輪。

 

しつけも同じです。

「個」を尊重するとは、わがままでもない。

「自由」=「放任」ではない。

「個」の理解を、ここから日本全体で考えていかなくてはならないと痛感しています。