「ダイバーシティと女性活躍の推進」という一冊。
経済産業省の最新データが多く掲載されているので
読みもととしては、少しむずかしいのですが、
ざっと目を通すだけでも今の日本がわかります。
女性の社会進出が他の先進国に比べるとやはりまだまだな日本。
数字でその事実を改めて確認すると、やはり落胆します。
実際に、オーストラリアでは、女性をどれだけ企業が雇用しているかという
基準値が設けられているだけに(政府への報告を義務付けした情報開示制度あり)
女性のキャリアづくりを目の前でみてきているから、
日本での女性の暮らしに、違和感を覚えるのも当然かもしれません。
また、女性もいいアイディアがあっても、
育児とのバランス、それを形にするスキル、資金、素晴らしい応援者との出会いが
ないと、無から有に変えていくことはできません。
女性自身の意識改革も必要です。
そのサポートの仕組みは、これから日本でも国をあげた政策として
早急に進められています。
ひとつ、この一冊の中に、共感するフレーズがありました。
すこし柔らかい表現におきかえてご紹介しますと
「ダイバーシティー社会では、これから日本も外国人を
どんどん起用した企業を増やしていかなくてはならない中で、
女性の雇用も難しいといっている企業が、
さらに大きな考え方や文化の違いのある外国人を雇用して
いくのはむずかしい」
というもの。
女性活用を推進していくことさえも対応できない企業は
これから急速に進み続けるグローバル社会には対応できません
ということですね。
記憶にある過去でも大きく変化している世界。
これからその変化のスピードはどんどん速くなります。
焦る必要はありませんが、未来を想像できる器をつくっておくことは重要ですね!