日本の唯一無二のアイデンティティー ~Podcast Vol.255: The Uniqueness of Japanese Identity

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Hi, welcome to another episode !
Today, I’d like to delve into another crucial element that defines who we are.
The title of today’s episode is “The Uniqueness of Japanese Identity.”

I visited Kyoto the other day and spent some time in the stillness of Tadasu-no-mori. In that 2,000-year-old sacred forest, time seemed to stand still. I felt a profound sense of peace—the essence of a delicate aesthetic like Wabi-sabi. This spirit is woven into every film, product, and service we create; it is the very soul of our identity.

So, what comes to mind when you hear the phrase “Japanese Identity”?

こんにちは。Sayuriです。前回は、国際イベントでの会話で対話で大切なことについて一緒に考えてみましたが、もう一つ大切なこと、それが、今日のエピソードにもつながります。

🎧Podcast Vol.255: 日本の唯一無二のアイデンティティー
〜The Uniqueness of Japanese Identity

Q)あなたは、アイデンティティーってなんだと思いますか?

先日京都を訪れたときに、下鴨神社の奇跡と言われている「糺の森」にも足を運ぶことができました。

人の手が入っていない、約2000年前の植生のままの森を散策していると、時間が急に止まったような感覚になりました。その日は雨が降っていたので、しっとりとした森の中でゆっくり呼吸をしていると空気がとてもおいしいなと、もう一度深く空気を吸い込みました。

この森の静寂と、川のせせらぎ。もっと暗い森なのかなとイメージしていたんですが、広葉樹なので、光を通す隙間があって明るいんです。この「光を通す隙間」が、太陽のような明るさではなくて、キラキラと静かに光っていて、美しかったです。風の音や木漏れ日の中にいるだけで心が落ち着きます。

これも、日本の唯一無二のアイデンティティーだなと感じていました。日本に住んでいるだけで、春夏秋冬という4つの季節だけでなく、2週間ごとに変わる自然の雰囲気「24節気」、さらに1年を72に分けて5日ごとの変化を感じる「72候」。元々大陸から伝わったものですが、これを日本独自の感性に磨き上げていく。この繊細さや、侘び寂びの精神。

この散っていく、失う、壊れる、そんな一見ネガティブに感じるような感性も一瞬一瞬を大切にする。この哀愁漂う感覚は、欧米の論理的な思考と相反するところがあり、日本に帰国したばかりの時は、焦ったいと感じて逆カルチャーショックに戸惑うこともありました。

でも、今ではこの日本特有の繊細な世界観を、息子たちも肌で感じてくれていることが、 とても嬉しいです。特に欧米の教育にシフトをした長男が日本人の繊細さを強く感じているようです。

0か100ではない「曖昧さ・Ambiguity」。
Black or Whiteではない「間のグラデーション」という余韻・余白・間を楽しむ。

この感性が、日本のものづくりや、形のないサービスや物語にまで、静かに宿っていて、それが世界を惹きつける、日本の魅力なのだと改めて感じています。

次回は、また別の視点からも日本のアイデンティティーと美しさについて考えてみたいと思います。

Q)あなたは、日本のアイデンティティーはなんだと感じていますか?

Love,
Sayuri