【English 日本人に必須の力】 起業家マインドの育て方と、起業する本当の意味~Podcast Vol51: How to nurture entrepreneurship and how to make a good impact?~Guest AI Specialist Tom Kehler from Silicon Valley

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Hi everyone! In Japan, it’s getting colder each day but I receive summer greeting pictures with Santa Claus from my friends in Australia!!! Hope you are all well and enjoy today’s podcast again featuring an AI specialist Tom Kehler from Silicon Valley(Both English and Japanese)!!!

日本にお住いの皆さん、風邪引いていませんか?私の最近のお気に入りは、湯たんぽ!
ドイツ製の素敵な湯たんぽを見つけて、デスクワークにも夜寝る時にも使って、体を温めています。

日本以外地域や国にお住いの皆さんは、いかがですが? 

世界中の皆さんと、公私ともにどんどん繋がっています。 

海外赴任が決まって学校選びに悩んだり、英語圏にお住いの方でバイリンガルになってもアイデンティティーの確立の方法を考えていたり、日本で英語教育をしていて疑問を感じたりと、ご相談も絶えません。企業とのミーティングでは、これからの方向性のご相談も増えています。 

ダイバーシティーコミュニケーションの大切さを、皆さんと深く学んでいるところです。 

南半球からの便りでは、サマークリスマス写真が届いています 

世界どこにいても、それぞれの場所で24時間お楽しみいただけるPodcast!
今回51回目でも、「
これからの生き方のヒント」が見つかりますように。

朝、長男をスタンフォード大学までタクシーで送迎 @Stanford university

前回のエピソードに引き続、51回目もシリコンバレーを拠点に
AIの分野に40年近くも携わっていらっしゃる
スペシャルゲスト
AI スペシャリストTom Kehlerさんをお迎えして
大切なインタビュー
Part2 

🎧Podcast Vol51【世界で求められる必須の力】
起業家マインドの育て方と、起業する本当の意味

〜未来を予測して、より良い社会を創造するために・・・

というテーマで 配信いたします。 

まずはこちらのカフェへ@Palo Alto

Q4)未来をAIで予測して、世界の問題を解決をするというお話をしてくださった
Tomさんの情報源は何ですか?


what is your information resourCe?
(English on my Podcast from above or Apple podcast or spotify)

と伺いました。

Tomさん A4)解決しようとしている問題の種類によって情報源が違います。

例えば、商業不動産の未来を予測するというお話をしました。そのような課題に取り組むときは、商業不動産の全ての歴史やデータを情報源として活用します。

そうすると、あるサイクルがあると気付くんです。需要よりも多く建てすぎてしまったり、その後、需要が逆に上回ったりと、自然に起こるサイクルに気づきます。

そこに、この新型コロナのようなハプニングが入ってくると、そのサイクルが崩れ、人の働き方への考え方が変わります。 

例えば、現在シリコンバレーで起こっていることは、リモートで働けるようになったことで、人は家賃の安い地域へと引っ越していくわけです。 

私たちが予測しなくてはならないことは、この傾向は一時的なものなのかということ。 

10年後は、パンデミックがエンデミックになっているのか、その結果、予測に変化はあるのか。 

まだ、その調査をしているところですが、様々なシナリオを予測して、一番起こりそうおなシナリオをピックアップするためにAIを活用するのです。 

一般的な情報源としては、新聞も読みます。
そして、僕の後ろにある書籍を見てください。

論文や、AIの専門書籍や、今読んでいるニュートンといったような科学の歴史など様々なインプットをして、ベストな決断をするのです  

Q5)起業家や成功において、最近変化はありましたか?
ESG投資はどういうものでしょうか?
Anything has changed in entrepreneurship or success?
What is ESG investment?


TomさんA5) 最近の
トレンドとしては、投資家も起業家も四半期ごとの企業の短期的な成果に影響され、株価が上がったり下がったりするようなものではなく、長期的に考えるようになっています。 

例えば、EnvironmentSustainability、Governanceといったように、企業がただ、短期的に売り上げをあげることを目的になんでもやりたいようにやるというのはNGです。
経済活動をしながら、
環境問題を意識して取り組んでいるか、持続可能なビジネスか、
長期的に、より安定した働く環境を社員に提供しているかといったような
大切なことに取り組むことで
どのようなことが起こっても、倒れることのない強い体質
の企業が注目されています。 

「新しいキャピタリズム」と呼んでいます。

短期的に利益を追求して大切なことを見失うのではなく、長期間を費やして顧客を大切にするようなサービスを構築したり、働く環境を改善することにエネルギーと時間をかけることで、本物の価値のある企業体質を作ったりすることが、新しいトレンドになっています。 

また、ドキュメンタリー映画”Fishing with dynamite”では、ダイナマイトを使って釣りをするという表現を使って、この内容が描かれています。

他にも、”Conscious capitalism”(または、Tomさんの好きな表現で)“Collaborative capitalism”という言葉など、新しい経済活動のあり方が今、求められているのです。

く社員にも利益を還元したり、自然からなんらかのリソースを借りたのであれば、それを地球に返さなくてはなりません。 

全ての人にプラスになる活動であることが重要なのです。

社会的責任を考えたキャピタリズムを考えて、飢えに苦しむような人たちがいる状況を許してはいけないのです。 

44回目のエピソードでも、これから起業家マインドが求められることをご紹介しましたので
こんな質問を投げかけてみました。 

可愛い駅に到着 @Menlo Park

Q6)子供達がどのように起業家マインドを育むことができますか?
How can you teach entrepreneurship
to children?
(English on Podcast above or Apple podcast)

TomさんA6) とにかく、アイディアを試したり、探求したりすることができる体験を促すことです。

まずは、玩具でも、「レゴ」のように、クリエイティブな思考を育たり、なにかを作ったりできるような遊びをオススメします。 

そして、シューカンパニー”Zappos”(靴のオンライン会社)を知っているかと聞かれ・・・
つい先日、火事の事故で亡くなった、
日本でも多くの経営者に影響を与えたZapposの創設者トニー・シェイの話になりました。 

私も、日本で彼のプレゼンテーションを聞きにいったり、彼のオススメの書籍を読んだりと、チーム作りの参考にさせてもらったことがたくさんありました。
Tomさんは彼とも交流があったので、少しその話にもなりました。
 

そして、大成功したその靴の会社”Zappos”をTonyと創設したCo-founderが、靴を販売するアイディアを一番はじめに思いついた時に何をしたかという例をあげてくださいました。 

彼はまず、ウェブサイトを作って、靴屋さんで靴の写真をとってウェブサイトにあげて、靴の写真をとってアップして、売り始めたのです。 

オーダーが入ったら、靴屋さんに走って取りに行って、お客様が気に入らなかったら、返却を受け付けるということをテストでやってみたところなんと、初期投資をほとんどすることなく
うまくいったのです!

その間に商品を作り、資金も入り、ビジネスが大きくなったのです! 

何かアイディアがあったら、2週間以内に試してみることを子供達にオススメしてみてください。 

きっと子供達は、これは最高のアイディアだ!
とあなたにいってくることがあるかもしれませんが、じゃあ、他の人があなたのアイディアに同意をしてくれるかそのサービスや商品を買ってくれるか、試してみて!
と促して
欲しいのです。 


という、素晴らしいお答えをいただきました。

これは、子供達だけでなく、大人もそうですよね! 

今、ビズブラセッションで起業を希望している方々とお話をすることが多いのですが、
サユリセンスでもビジネスのアイディアを、まずは
10人に話してみて!とお伝えしています。

日本人である私たちは、リスクや失敗体験を恐れてしまうことがあるので
「テストしてみる」
という発想に変えて、アクションを起こすことの大切さを改めて感じますね!
 

貴重な、貴重なインタビュー、感謝の気持ちでいっぱいです。

さあ、次回は、これからの教育に欠かせない要素も伺っていきます! 

Q 今回のエピソードから、あなたは、どんなアクションを起こしますか?

Please stay warm and healthy!!!

Love
Sayuri