【Q&A】脱!えいごコンプレックス!Q:子供にえいごと日本語どちらで話しかける?

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少しずつ今まで20年蓄積した日本人向け生きた英語習得術のシェアをはじめました。

コミュニケーション(ディスカッション・意見交換・プレゼン・表現・交流・おもてなし)のための英語です。

少し遠回りして、自分は何者かをしっかりと把握する「アイデンティティー教育」(自分軸を固めるための)プログラムも形になってきたため英語を学ぶのではなくて、英語でコミュニケーションをするための時間です。

既存の英語勉強法ではまったく身につかなかったという方でも、どんな英語教室に通っても上達しなかった方でも、えいごコンプレックスを解消して自然に楽しく使える英語の土台を固めることができます。

英語は積み上げていくものですが、積み上げる方法が大切です。
アイデンティティーも、思考と経験の積み上げで確立されます。

アイデンティティーが英語力に直結します。

2時間の交流会では、私は英語でお話しました。
はじめはみなさんびっくりして戸惑っていましたが
途中から「やっと慣れてきました〜」
と心と脳がほぐされていく様子がわかりました。

極秘習得法、継続法をシェア。
大人は、まず英語を口にすることに恥ずかしさや、物怖じや、萎縮がなくなります。

これが日本人にとって大切なこと。
コンプレックスを根こそぎとってしまうのです!

ここからぐ〜んと「えいご」に対する向き合い方が変わってきます。
怖くなくなる、自信がでることで
えいごに楽しく関わることができるようになる。

まずはえいごオンリーでしっかりコミュニケーション(日常会話〕をして
ウォーミングアップをし
しっかり脳と心が温まって、マインドセットが変わってから
その方々にとって必要なフレーズを
完璧にマスター!!!

私のえいごを録音する方も(笑)
次の交流会までしっかりと自宅でも継続できます。

「今までSAYURIさんがいっていたインプット&アウトプットってそういうことなんですね〜」

「このフレーズ、使える、使える、これを言えたら私、かっこいい!」

なんていう言葉もでてきました。

そして、家庭でのえいご。

0〜3歳、4〜6歳、7〜9歳、それ以上。
何が必要なのか、家庭でどうしたらいいのか、
何がダメなのか、日本の公のえいご教育(小学校)のネックな部分を
子供が受け取る前にしておくと
圧倒的に有利なこと。

英語と日本語のバランス。
ゴールデンルールがあります。

900語の英単語を9歳までに見つける理由と、その方法などもシェア。

また、ある程度英会話ができる方には、もう一歩洗練された立ち居振る舞いと、気の利いた英会話ができる秘訣をシェアしています。

さて、大変お待たせいたしました。
今日は、コミュニケーションボードにいただいているご質問にお答えいたします!

Mさん、以下の素敵なご質問、ありがとうございます!

Q:【英語力について】
アメリカ人の夫ともうすぐ4ヶ月になる娘がいます。
夫婦の会話は英語。今は娘にも英語で話しています。
同居しており、祖父母は日本語で話しかけますので、
家庭では英語・日本語環境どちらもあります。

父親と意思疎通がしっかりできる英語力に伸ばすこと。
ケンカをしても、仲直りができる英語とコミュニケーション力
今はこのようなヴィジョンです。

もう少し大きくなって(4才〜?)、
子どもの英語力が私の英語力を超えて、
私は日本人ですので、
英語で話しかけても娘が日本語で返してくるようになった時、
私は英語で話すのを貫くのか?日本語に切り替えるのか?
どちらを選択するのか?お伺いできると嬉しいです。

A: まずは、多くの国際結婚のご家族を拝見し
お子様の育ちなどを20年間拝見してきて、とても大切なポイントをご質問くださったことに
とても嬉しく思います。

様々なご家庭があり、
そのご家庭の事情、環境、ご両親のお考え、声かけによって
お子様の将来がわかれることになるという例を多くみてきました。

そして、今はっきりとお伝えできることは

「お子様の言語力、特に日本で完全なバイリンガル(トライリンガル)として育てたい場合は、
ご両親の工夫と努力で、いかようにでもお子様の未来が決まる」

ということです。
つまり、知識があることと、ビジョンに沿って、
大切なポイントの時期(言語のクリティカルエイジ)の逃さず、
環境をプロデュースするということです。

クリティカルエイジやゴールデンエイジは
8歳〜13歳くらいまでのことを指すことが多いのですが
その基礎は5〜6歳までにつくられます。

そして、6〜8歳くらいを超えると
綺麗なバイリンガル(両方アクセントなしの完璧なネイティブスピーカー)になるのは
相当量の努力が必要となります。

この情報は、私が数千人のバイリンガルや国際結婚のご家庭をみながら
私の息子たちの言語力を11年間以上リサーチと実践をくりかえしながら取り組んできたこと
自分自身は英語を12歳からスタートし
高校で留学したことなど、生の体験からくるものです。

データや、英語教育メソッドの2次情報や3次情報ではなく
1次情報とその裏づけエヴィデンスデータとの組み合わせで発信しています。

よく、中学校になったら英語を、留学をなどと聞きますが
正直中学生以上から考え、取り組むのは遅く、
これからの時代を生きる子供たちにとっては心身の負担となります。

幼稚園までに、耳をつくり、口を動かせるようになり、
異文化に物怖じしないマインドをつくること。

小学校低学年までに
母語の読書を習慣としながら、思考力を育て
同時に英語をのせていくような
流れをつくることで
自然な英会話を理解できるようにすること。

高学年で読み書きとストーリーの読解力を強化しながら
英語でのアウトプットを同等レベルまでもっていき
12〜13歳くらいまでに英語力の基礎(土台)を完成させることが
とても自然で、お子様たちの財産になります。

ご家族のコミュニケーションはもちろんのこと
とりいれられる情報の質と
ネットワークの質が人生をつくるため
その価値は計り知れません。

さて、具体的にお答えいたしますね。

今後、幼稚園や小学校はインター(英語環境)に行くことをせずに
日本語メインの学校に通う予定である場合は
ご家庭で正しい英語でコミュニケーションをすることをお勧めします。

お子様がお母様の英語力を超えて、
英語を指摘(pick up)するくらいまでのレベルになったのであれば
お父様からの英語の話しかけだけで十分かもしれませんが
あくまでも、お子様が日常英会話としてネイティブ基準に達していて
それをキープできる環境があれば・・・
ということになります。

つまり、英語と日本語はしっかりと正しくバランスよく育んでいくことが大切なので
お子様が日本語が強すぎて
英語を発しない場合は、英語で話しかけ英語で回答できる環境をご家庭でキープしていくことが大切です。

通常、日本で育ち、
日本の幼稚園と、小学校で日本語で生活をし、
おじいさま、おばあさまもご家庭で日本語で話しかけるという環境の場合は
日本語の比重が多くなり、母語は日本語になるはずです。

ご主人との英語での会話の量にはよりますが
ネイティブ並の英語力を身につけるには
一番はBABY期にえいごに慣れ
KINDY期に英語を理解し、自然と発するまでのレベルに達することができれば
小学校を日本語メインで過ごしても
ご家庭だけで英語力はキープできるはずです。

幼稚園で日本語が強くなってしまった場合、
小学校で日本語メインで過ごした場合は
英語のキャッチアップが大変になりますので
幼稚園で、両方のバランスをみながら英語量を調整していくことをお勧めいたします。

詳細をイメージしながらのお答えになってしまったので
状況があわない場合は、
また成長段階にあわせていつでもご相談くださいね!

日本で育っても、英語が母語で日本語が片言に育った方、
海外で育っても、日本語が強い方、
お父さんが日本人でも、まったく日本語を話さない方、
海外で育っても、完全なバイリンガルやトライリンガルなど様々です。

キーポイントは、9歳までにどの言語の脳の回路を親が育ててあげるか
その後12歳までのフォローアップ、
そこまでできたら、一生のギフトになります。

Love
Sayuri