【英語インタビュー】2つの国で子育て・仕事をするということ〜Podcast Vol110: What it’s like to live, work and raise children in two countries (English Interview)

0
882

Hi everyone, I am very happy to share this English interview today! Many of my friends and my sons’ friends have 2 or more roots in Japan and other countries. It is an exciting thing but at the same time, sometimes life gets very complicated if you don’t plan well. Today I invited my own Australian friend on my show who is married to a Japanese man with three children. Her expertise is Japan associated with Japanese language, trade and connecting two countries.

皆さん、こんにちは!ナビゲーターのSAYURIです。
蒸し暑い日々が続いていますが、体調はいかがですか?
しっかり体調管理、メンタルのケアしていきましょう!

前回のIELTSのエピソードでももっとご紹介したいことがありました!Podcast番組で聞いてくださっている皆さんは、様々なチャレンジをされていて状況も違います。ぜひまた深く聞きたいテーマがありましたらリクエストをお送りいただけると嬉しいです。

特に、収録前後の雑談で、ご紹介したいな〜と感じたトピックがありました。
・親子受講された方が印象的だった
・また、日本にはワンストップの教育環境がない
(何かを学べば、何かの学びを失う機会損失になる)

というお話をIELTSの市川さんともしていました。今週も大きなブレイクスルーを体験した方がいらっしゃいましたが、親のささやかな変化を、子供は大人の何倍もの感度でキャッチするんだなと改めて感じています。

サユリセンス はワンストップで大人自身が自分を癒しながら内側から元気になることで、次世代のエネルギーや生きる力に繋がり、社会全体が繁栄する一助に少しでもなれたら嬉しいなと思っています。


そのような背景を踏まえて
🎧Podcast Vol110
【英語インタビュー】
2つの国で子育て・仕事をするということ

というテーマで、15年ほどのお付き合いがある、オーストラリアと日本間のキャリア・子育て事情に詳しいAthena Matsudaさんをお迎えしてお送りいたします。

(全テーマリストは、こちらです。)

Picnic!!!

このグローバル社会で、いくつかの国のルーツがあるという人や子供達はどんどん増えています。
そのような中で、他のアジア諸国に比べて、日本人同士の繋がりやネットワーク力はそこまで強くないことで情報が届きにくいのではないかなと感じています。複雑な環境は、情報をシェアしながら力を合わせて乗り越えていく力が必要だなと感じています。

そのためには、あらかじめリスクを知ってより良いプラン(戦略)を練っていくことも重要です。


Q1)Athenaさん、自己紹介
(番組では英語で。ブログは日本語で。)

Please enjoy English Introduction on Podcast

オーストラリアご出身のAthenaさんは、現在41歳。日本人のご主人と3人の小学生のお子さんがいらっしゃいます。日本語がとても堪能です!去年までオーストラリアで子育てと仕事をしていらっしゃいましたが、現在は数年間だけ、家族みんなで日本で生活をするという選択をされています。

日本語の授業や日本人の留学生との出会いを通して、日本の言語やカルチャーが大好きに!日本人が履いていた厚底のシューズや可愛さに魅了され、高校時代に日本に留学。その時の体験の全てがポジティブなものだったので、日本と関わりながらこれから人生を過ごしたいなという気持ちが高まりました。

Q2)独身〜結婚・出産〜子育て期のそれぞれのステージで、二つの国でどのようなキャリアを経験されましたか?

日本の皆さんは、私が様々な分野で仕事をしてきたのでびっくりするかもしれません。

<オーストラリアの大学卒業後>

ブリスベンのGriffith Universityを卒業して、まずはQueensland州政府のお仕事に就きました。

そこから東京支店に異動となりました。日本からオーストラリアに進出したい企業と、オーストラリアから日本に進出したい企業をつなげるお仕事を4年間経験しました。高校時代の日本のホームステイ家族に保証人になってもらえて、日本で一人暮らしをできるようになったのでとても恵まれていました。

(私とAthenaさんは、サユリセンス が精油をオーストラリアから輸入していた時に出会いました。)

<日本でご主人と出会った独身ステージ>
その後、ブリスベンのアニメーションの企業に転職をしました。その会社を通して、日本エリア代表を担当するようになり、マーケティングやプロデューサーとしてのポジションを体験しました。セールスやプロジェクトコーディネーターとして、3年間ほど勤めました。

<出産のために、オーストラリアに帰国を決断した時のキャリアステージ>
その時に、今の日本の主人と出会い、オーストラリアに移住することを決めたのは大きな決断でした。出産・子育てをするなら、オーストラリアの母の近くにいたいと感じたからです。主人も海外に住んだことがなく、英語を流暢に話せなかったので英語習得のいい機会になると考えました。

私はブリスベンのアニメーションの会社で働き、主人は語学学校に通って英語力をあげることにしました。20代後半でしたが、今振り返ってみると、大きな変化だったことは間違いありません。特に、主人は日本人男性として、初めて仕事をしていない時期を体験したことになります。主人は「大丈夫のか」と心配していましたが、私たちにとっては必要なプロセスでした。

<出産・子育て中のオーストラリアでのキャリアステージ>
第一子を出産してからは、日本語のフリーランス通訳・翻訳家として、またJetro(日本貿易振興機構)を通して日本に関連するコンサルタントなどを6年間していました。小さな赤ちゃんを抱えて在宅で仕事をできたことは、とても恵まれていたと思います。

<一番下のお子様が1歳になってから、オーストラリアでフルタイムに戻ったステージ>
そこから、フルタイムの仕事をしたいと思うようになりました。子育てしながら大学で学び直し、教師の免許を取得しました。とても忙しい時期でした。一番下の子供が1歳になった時に、オーストラリアの高校で日本語の先生として働き始めました。他のキャリアと比べると5年間という一番長い期間、働いたことになります。その時は、主人が育児をして私が働くというライフスタイルでした。

日本では珍しいかもしれませんが、オーストラリアではこのような働き方をしている夫婦は多いです。子育て中は二人ともパートタイムで働いたり、どちらかが在宅勤務だったりと、柔軟に対応しています。私たちも現在日本にいる間は、主人がグラフィックデザイナーとして在宅勤務をして、私はオフィスに働きに出る仕事というスタイルで落ち着いています。

<現在、3人のお子様が小学生の時期に、家族でまた日本に移住>
そこから、また家族みんなで日本で数年間生活をしようと決断しました。幸運なことに、以前働いていたQueensland州政府のオフィスに戻り、現在は二国間の投資をサポートするマネージャーとして働いています。


自分の軸があるからこそ、二つの国の間で自分自身のライフステージにあわせて働きながら、オンリーワンのライフスタイルを送っているAthenaさん。実際は、そんなに簡単なことではありません。

憧れのバイリンガル子育てやデュアルライフは、一歩間違えると後戻りできないことになってしまう可能性もあります。成功させる秘訣は、長期的なロードマップを描き、リスク対策をしっかり行うことです。

次回のエピソードでは

Q3)12年が経ち日本に戻った今、二国間の関係についてどのような変化を感じますか?

Q4) なぜ、子供が小学校の時期を選んで、日本で暮らすことにしましたか?

Q5)日本の小学校・中学校・高校の魅力と、改善できることは?

Q6)英語が話せるだけでなく、バイカルチュアルな人材とは?

など、それぞれの国の教育システムの違い、年齢ごとの言語習得の特徴などをお話していきます。

何か参考になりそうなことが見つかりますように🌻

Love
Sayuri