松下幸之助さんの側近「江口克彦さん」とオムライス⭐︎

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最近は人材育成・教育の分野の専門の方との出会いをいただくことが増え、

本当にありがたいです。

 

様々な見解を自分の中に取り入れていきながら

本質は共通しているけれど、今の時代に生きる日本人女性として、会社として

何ができるかというポジショニングをあらためて考える機会を多くいただいています。

 

最近出会って嬉しかった方との会話は

ブログでもご紹介していけたら嬉しいなと思っています。

 

松下幸之助さんの元で長く側近をされ、現在は政治家としてだけでなく

経営者育成・人材育成のご著書も多数出版されながら

次世代育成をされていらっしゃる「江口克彦さん」と

オムライスとコーヒーをご一緒させていただく機会をいただきました🎶

素敵な出会いに感謝です!

 

江口さんのご著書「上司力20」今読み進めています。

 

その際に会話の中でお伺いしたことを

私の議事録として、そして皆さんともシェアできたら嬉しいです。

 

私自身、最近、SAYURIさんって何をやっているの?

と聞かれることが多くなってきて、「教育プログラムを開発している会社です」

や、「女性向けコンサルや小学生向け英語教育コンテンツをプロデュースしています」などと答えるてみるのですが、

どうも通常はイメージがしにくいと言われます(苦笑)

 

セミナーを自分ひとりで開催して

写真にとって、活動を紹介しやすかった頃は伝えやすかった活動も

活動に深みがでてくると、関わってくださる方も増えてきますし、

全体を統括していくお仕事や

未来を考える仕事になってくるので

なかなか一言で表現しにくくなってきました。

 

自分のお仕事ももう少し情報共有しなくてはと感じています。

 

経営、コンサルや、人材トレーニング、

オーストラリアスクールツアーのプロデュースなど

自分がやっていることは水面の下(心をとりあつかうところ)に深いものがあるので

う〜ん、説明しにくくなってきたなあ・・・

 

そんな中、このように人生の大先輩と数々の出会いをいただき

生の言葉をいただき、生のエネルギーを感じさせていただくことで

自分のポジショニングも、あらためて明確に見えてきます。

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(江口さんからいただいた松下幸之助さんとのお写真です)

 

「起業家と経営者は違う」

という江口さんのお言葉から教育のお話になっていきました。

 

私「起業家はアイディアをだして、

経営センスのある方に、経営をお任せすればいいということですよね。

経営センスがあるかどうかはどうやったらわかるんでしょう。」

 

江口さん「そう、起業と経営は別物だからね。

経営センスがあるかどうかはすぐにわかるんだよ。

SAYURIさんを走らせてみれば、アスリートとしての資質があるかどうかわかるだろ。」

私「いや〜今走れといわれても・・・笑」

江口さん「いや、今じゃなくても、10年前にいわれても、資質はなかったはずなんだ。」

私「はは。そもそもセンス(才能)がその人に備わっているかどうか、もう決まっているということなのですね。」

 

そして、江口さんの教え子さんで、現在誰もが知る某著名な企業の社長さんのお話をしてくださいました。

私「その方をはじめ、成功する方には共通点はありますか。」

江口さん「あるよ。みんな、やってみます!ってすぐに何かをやってみる調子のよさがあるね。そして、経営を成功させるには、3つの要素があるんだよ。

1)経営センス

2)判断力

3)度胸

この3つ。」

 

私「こういった見えない資質(センス)や力を評価できる教育システムが

日本にはないので、今一生懸命お仕事をしているんですが、

江口さんはどうしたらいいと思いますか?」

 

江口さん「それは、欧米の真似するのではなく、

国語や算数の点数で評価するシステムを改善すること。

そして、愛情のこもった子供達がご飯を食べること

(給食システムの改善も含めて)」

 

私自身、「アイデンティティー」にフォーカスしているのは

欧米の長所を取り入れることは不可欠ではあるけれど、

日本人としてのアイデンティティーを

「英語教育というブーム」で失ってはいけないと大変な危機感を覚えています。

 

どこかの国の真似をするのではなく

日本が世界と対等に対話できるための「使命(ヴィジョン・ポジショニング)」

をしっかりつくって、それを実現するための教育システム

という順序でつくっていかなくては、

次世代が私たちの時代につくった負荷をおって生きることになってしまいます。

 

オーストラリアスクールツアーにきてくださったあるご夫婦は、

「私たちの時代まではいいかもしれない。

でも、子供の子供、孫の時代を考えると、

しっかり自分の子供達を育てなければと危機感を覚えます。」

と、ご夫婦でオーストラリアの素晴らしい教育現場を視察し、

私たち日本人家庭でできる最高の育児を学びにきてくださった方がいらっしゃって

とても感動しました。

 

(先日お話をしていた

某インターナショナルスクールのアメリカご出身で教師をされている方も

オーストラリアの教育に注目をしているとのことでした。)

 

オーストラリアの教育は今、本当に素晴らしい。

英語も必要。

ですが、グローバル社会とは、欧米の真似をすることではなく、

日本人として、どう世界で生きていくかを考えることが何よりも重要。

 

そういったことを考られるよう視野を広げるために、

外にでて多様な価値観を経験することが大切なのであって、

留学をすればうまくいくということではありません。

 

給食システムの改善など「食」に関しては、

母親としてまずできることは朝食なのかなと感じます。

 

私自身、忙しいです。

どのご家庭も本当に忙しそうでです。

 

息子のお友達が家に頻繁に遊びにきてくれますが、

給食のない午前授業の日は、「自分でおにぎりをつくった〜」といって

白いご飯をまるめただけのおにぎりだけをもってくることもあります。

 

日本とオーストラリアの女性の働き方もあまりにも違うため、

先日企業の管理職女性などのシンポジウムに参加させていただいたときも

「う〜、日本の企業の女性の働き方はまだここか・・・

これは大変!」

と、正直とてもショックでした。

 

日本人女性の負担は、まだまだ大きい。

それを男性・女性の気持ち両方を尊重しながら、

しっかりとコミュニケーションを重ねて働く仕組みではなく

「意識」からシフトしていかなくては食も変わらないと感じます。

 

我が家の息子たちの朝食は、

「玄米おにぎり・のり・みかんなどのフルーツ」

がメインです。

(私たち親はフレッシュジュースを毎日つくっています。)

 

毎日の朝時間と栄養とのバランスを考えると、

これが毎日できること。

余裕がある日は、昨日のおかずをプラスしたり、

卵を焼いたり、プロテインをとったり・・・

 

小学校の給食の栄養士さんが素晴らしく、

子供達にしっかりと教育をしてくれています。

 

朝食は、白ご飯だけを食べるときの栄養と、

のりをつけたときの栄養、

それに、フルーツを足したとき、牛乳を足したときの栄養では

こんなに違うんだよとレーダーチャートをみせてくれています。

 

子供達と、その会話をしながら

玄米と白米の違いを話しながら

バタバタ朝が過ぎていきます。

 

教育は、家庭・学校だけでなく

大人の働き方が関わってくるため

企業や男女間(夫婦)のコミュニケーションで

どう教育を考えるかという「意識」の部分も

子供の成長に大きく影響してきます。

 

ひとつの課題は、大きな社会問題へと繋がっていきますね。

江口さんとのお話の中で食について改めて考えるきっかけをいただきました。

 

また、お話の中で共感させていただいたことは、

点数で評価できない「見えない力」(センス)に

どう早めに気づき、伸ばしていく環境をつくっていけるかということでした。

 

そして、ご著書「上司力」に「人間の幸福とは、自分の天分を引き出すこと」

という章がありますが、

サユリセンスの使命は、これだ。

 

女性と子供の天分を引き出すこと♡

 

そして、江口さん、後日、

気持ちが温かくなる俳句を私に送ってくださいました。

ご本人からご了承いただけましたら、

いつかみなさんにもご紹介できたらと思います。

オムライスと俳句、江口さんとの嬉しい出会いでした♡

Tさん、ありがとう。